インプラント治療implant

口腔外科

インプラント治療は、何らかの理由で失ってしまった歯を補う治療法です。インプラントは、天然の歯に近い見た目と噛み心地を実現できるため、食事の際にも自分の歯で噛んでいるときのような感覚を取り戻せます。
入れ歯に変わる治療法として人気が高まっているインプラントですが、インプラント治療には高い技術が求められるため、インプラント治療を行う際には信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。大田区大森の歯医者「Luz大森アプル歯科医院」では、インプラント専門医がインプラント治療を担当しています。

①インプラントとは

インプラントとは

インプラントは、現在では歯科治療のイメージが強い言葉ですが、元来は医学用語の「植え付ける」という意味を持つ言葉です。歯科治療では、失った部分に埋め込む人工の歯根を「インプラント」と呼び、インプラントを埋入してインプラントの上に人工の歯を被せる治療を「インプラント治療」と言います。インプラント治療は、昨今、非常に人気の高い治療法となっています。

インプラントが人気の理由

インプラントは、天然の歯に近い色やツヤを実現でき、金具が見えることもないため、見た目にも満足度の高い治療法です。何より、ご自身の歯と同じように力を入れて噛める点がインプラントの最大のメリットとなっており、インプラントが第二の永久歯と呼ばれる所以となっています。

インプラントの歴史

歯科治療において、インプラント治療が一般的に行われるようになったのは1960年代です。したがって、インプラント治療の歴史はまだ60年ほどです。
インプラント(人工歯根)の素材には、チタンが用いられています。チタンが人の骨と拒絶反応を起こさず、結合する性質が発見されたことをきっかけに、インプラント治療は開始されました。
インプラント治療が初めて行われたのは、1965年のことです。その治療では、インプラントの治療による通常の食事ができるようになり、治療後40年に亘ってインプラントが問題なく使用できたという報告がなされています。
日本でインプラント治療が開始されたのは1983年です。それから40年ほどの時間が経過した今、インプラント治療に用いられる材料や治療技術は大きく進歩し、さらに快適な噛み心地と天然の歯と遜色ない見た目を実現できる治療となっています。

「インプラント」と「ブリッジ」の違い

むし歯や歯周病などにより、1本の歯を失ってしまった場合の治療法には、インプラントの他にブリッジという治療法があります。ブリッジは、無くなってしまった箇所の前後にある歯を土台にした被せ物を作る治療法です。ブリッジの治療では、土台となる両サイドの歯を削る必要があり、削ってしまった歯はむし歯や歯周病のリスクが高くなります。また、噛むときにブリッジを支える両サイドの歯に負担がかかるようになるため、健康な歯にダメージを与えやすくなります。
一方、インプラントは、人工の歯根を顎の骨に埋入するため、健康な歯を削る必要はありません。また、ブリッジのように両サイドの歯に負担をかけることもなく、天然の歯のようなしっかりとした噛み心地を実現できます。

「インプラント」と「入れ歯」の違い

失った歯の数が多い場合は、支えとなる歯がないためにブリッジでは治療ができません。このような場合の治療の選択肢には入れ歯があります。入れ歯は、食べ物を噛むときに食べ物のかけらが入れ歯と歯肉の間に入り込んで違和感を覚えるケースがあります。また、噛む力を歯ぐきで受け止めることになるため、咀嚼力が弱まるため、硬いものは噛みにくいというデメリットがあります。
インプラントは、天然の歯と同じような力で食べ物を噛むことができ、入れ歯のように食べ物のかけらが歯ぐきの間に詰まってしまったりすることもありません。また、取りはずしてケアをする必要もない点もインプラントのメリットであると言えるでしょう。

「インプラント」と「差し歯」の違い

インプラント治療と聞くと、似た治療として差し歯を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、インプラントと差し歯には大きな違いがあります。
インプラントは、歯を失ってしまった箇所に人工の歯根を埋入し、人工の歯を装着する治療法です。一方、差し歯は歯根の上に土台を作り、その上に人工の歯を被せる治療法です。
つまり、差し歯は、患者様自身の歯根が残っていなければできない治療法であり、反対にインプラントは歯根自体がない場合に行う治療法です。歯根が残っていた場合でも、保存が難しいような場合は歯根を取り除き、インプラントを埋めるようになります。

「インプラント」と「天然の歯」の違い

インプラントは、天然の歯に近い見た目と噛み心地を手に入れられる治療です。しかしながら、天然の歯と人工の歯根であるインプラントには違いもあります。
天然の歯では、歯根の周りは歯根膜と呼ばれる薄い繊維状の膜で包まれています。歯根膜は緩衝材の役目を果たし、噛むときに歯にかかる圧力を周辺の筋肉などに伝え、噛む力を自然にコントロールしています。しかし、インプラントに歯根膜はないため、インプラント治療からしばらくは噛む力のコントロールが難しく感じる可能性があります。
また、インプラントを埋入した箇所は、天然の歯よりも細菌が入りやすい構造になっており、インプラントの周囲の組織に炎症が起こるリスクがあります。そのため、インプラント治療を受けた場合には、定期的な検診とメインテナンスを欠かさず、ご自宅でのセルフケアも入念に行う必要があります。

②インプラント治療の手順

インプラント治療の手順

インプラント治療、ブリッジ、入れ歯のどの治療が良いのか悩んでしまうケースもあるでしょう。大田区大森の歯医者「Luz大森アプル歯科医院」では、患者様のお悩みをお伺いし、それぞれの治療法のメリット・デメリットについて分かりやすく説明を行う無料カウンセリングを行っています。インプラント治療を検討される際には、お気軽にご相談ください。

治療の手順

インプラント治療は、次の手順で進めていきます。
1.審査診断
レントゲンやCTなどを使って顎の骨の状態を確認し、治療中の病気の有無について問診をします。
2.治療計画の策定
インプラントの大きさや位置などを詳細に決定します。
3.一次手術
人工歯根(インプラント)を埋入します。
4.治癒期間
インプラントと骨が結合するまで3~6か月の治癒期間を置きます。
5.二次手術
人工歯を取り付けるための接続部品を装着し、歯肉が回復するまで2週間ほどの治癒期間を置きます。
6.人工歯の装着
セラミック製の人工歯を装着して完成です。

インプラント治療法の種類

インプラントには、上のように2回に分けて手術をする方法と1回で手術を済ませる方法があります。
1回で手術を済ませる治療法では、手術をしたその日に人工の歯が装着されます。治癒期間を置く必要がないため、短期間で治療が終わりますが、顎の骨の強度が十分にない場合は2回に分けて手術を行う必要があります。
したがって、インプラント治療を行う際には、顎の骨の強度を検査した上で、どちらの治療法が適しているかを判断することになります。

③インプラント治療のメリット・デメリットについて

インプラント治療のメリット・デメリットについて

インプラント治療のメリットとデメリットをまとめました。

メリット

  • 天然の歯のように、しっかり噛める
  • 健康な歯を削ったり、負担をかける必要がない
  • 噛み合わせ・噛む力が自分の歯のように回復し食事が快適になる
  • 入れ歯のようなケアのわずらわしさがない

インプラント治療の最大のメリットは、自分の歯のようにしっかり食事を噛んで楽しめるようになることです。また、ブリッジのように周囲の歯を削る必要もなく、周囲の歯に負担をかけることもないため、健康な歯を守ることができます。さらに、入れ歯のように取りはずす必要がないため、特別なケアが要らない点もメリットとなります。

デメリット

  • 手術が必要になり、治療期間が長くなることもある
  • 治療費が高額になる
  • 長持ちさせるためには、定期的なメインテナンスを受ける必要がある

インプラント治療では、顎の骨にインプラントを埋入する手術が必要になります。症状によっては完治まで時間を要するケースもあります。また、保険が適用されないため自費治療となり、治療費は高額になります。
天然の歯も健康な状態を維持するためには定期的なメインテナンスが必要ですが、インプラントも細菌感染のリスクから守るために、定期的に歯科医院に通院し、メインテナンスを受けることが大切になります。

インプラントのよくある質問

大田区大森の歯医者「Luz大森アプル歯科医院」が患者様から寄せられることの多いインプラントについてのご質問をご紹介します。
1.治療が完了するまでは歯がない状態になりますか?
手術を2回に分ける方法では、インプラントが骨と結合するまで時間を置きます。しかし、その間は仮歯を入れるため、見た目に違和感は生じません。
2.手術が怖いのですが、麻酔はしますか?
当院では、インプラント手術中に静脈内鎮静法を用いることが可能です。全身麻酔とは違い、意識はあるものの、うたた寝をしているようなリラックスをした状態で手術を受けられるようになります。
3.他の医院でインプラントは無理と言われても相談できますか?
当院には、口腔外科出身の高い治療技術を持つ歯科医師が在籍し、院内にも最新の治療設備を導入しています。そのため、他院では治療が難しいようなケースでも当院では対応できる可能性があります。まずは、セカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。
4.体に異物を入れても問題ないのでしょうか?
インプラントの素材であるチタンは、人工関節にも使われる生態親和性の高い素材です。また、当院では、世界で最も使われている、学術的にも認められた高品質のインプラントを採用していますのでご安心ください。

大田区大森の歯医者「Luz大森アプル歯科医院」では、歯を失ってしまった場合の治療法としてインプラント治療を行っています。インプラントは、ブリッジのように健康な歯に負担をかけることなく、天然の歯のような噛み心地を手に入れられる治療法です。
当院は、インプラント治療の経験豊富な歯科医師がインプラント治療を行っています。大田区大森周辺でインプランと治療を得意とする歯科医院をお探しの際には、ぜひ当院までお気軽にお問い合わせください。