歯科治療において、インプラント治療が一般的に行われるようになったのは1960年代です。したがって、インプラント治療の歴史はまだ60年ほどです。
インプラント(人工歯根)の素材には、チタンが用いられています。チタンが人の骨と拒絶反応を起こさず、結合する性質が発見されたことをきっかけに、インプラント治療は開始されました。
インプラント治療が初めて行われたのは、1965年のことです。その治療では、インプラントの治療による通常の食事ができるようになり、治療後40年に亘ってインプラントが問題なく使用できたという報告がなされています。
日本でインプラント治療が開始されたのは1983年です。それから40年ほどの時間が経過した今、インプラント治療に用いられる材料や治療技術は大きく進歩し、さらに快適な噛み心地と天然の歯と遜色ない見た目を実現できる治療となっています。